コラム

カルテNo.2【私がどのようにしてKeeogoに魅了されたか?】

2021.05.06

Keeogoトレーナーの吉村覚です。

今回のリレーコラムは、【私がどのようにしてKeeogoに魅了されたか?】
そのエピソードについてです。ある海外の若い女性がYouTube動画の中でロボットスーツを装着し、階段をスタスタ登り降りしていました。
その女性はロボットスーツを装着し、ドリブルをしながら、室内を駆け回っていました。
脳血管障害を持つその女性の笑顔はとても素敵でした。

2019年秋、東京都理学療法士協会、世田谷区理学療法士連絡会(通称:世田谷PT連絡会)などの仲間と居酒屋で飲んでいる時のことです。
なぜか台湾の人たち(実はKeeogoトレーナー)を連れて遅れて到着した現在の日本Keeogo協会代理事である鹿島がニコニコしながら【ねーねーこれ見て:超びっくりマーク:】と、自分のビールも届かないうちに、ある動画を見せてくれました。
そこには【Keeogo】の文字が。
何と読む?
キーオゴ??
キオーゴ???
キオゴー????
正解は【キオーゴ】でした。
そして、そこに映し出されていたのが冒頭の女性の映像です。

この映像を見た瞬間、私の中で何かが動きました。
【これは必要なものだ】数週間後、代表の鹿島に誘われて世田谷区の「りはっぴぃ」にてKeeogoを体験させてもらいました。
ジャンプした瞬間、私は自然に笑っていました。
【装着したヒトの笑顔がみえる】

そこからさらに数週間後、代表の鹿島が再び【ねーねーこれ見て:超びっくりマーク:】と一枚の写真をみせてくれました。
それは、一人の男性が片手を振り上げガッツポーズをしながら、最高の笑顔で立っていました。
よーく見るとその場所はボーリング場で、下半身にはKeeogoが装着されていました。
この最高の笑顔でガッツポーツをしている情景は、後に日本Keeogo協会のロゴモデルとなりました。
【この笑顔を必要な方に届けたい】これが私のKeeogoとの出会いです。

月日が経ち、現在はKeeogoトレーナーとして、Keeogoトレーニングを担当しています。
Keeogoトレーニングでは、動作分析という理学療法士の強みをフル動員し、Keeogoを通して
①ユーザーさんの希望する「やってみたい」をいかに具現化するか?
②ユーザーさんに必要なトレーニングを、いかに適切な設定で提供するか?
が大切になります。

さらに、「その先にある想いとは何か」を考えます。ユーザーの皆さまや、Keeogoトレーナーの仲間からは、常に「新しい気付き」と「大切なこと」を教えていただいていますが、
ここで、事故による脊髄損傷で両下肢の不全麻痺となり普段は車椅子と両杖歩行をしている、ある女性のKeeogoユーザーさんをご紹介します。初回の彼女の希望は「若いころに得意だったボーリングがしたい!」でした。
奇しくも、私と家族構成が似ていることに運命を感じました。

Keeogoトレーニングとして、少し屈んで片手で軽いボールを投げる練習を始め、ご自身の努力もあって2ヶ月後にはKeeogoを装着して片手杖でボーリングをすることが出来るようになったことは本当に嬉しかったです。
この様子はKeeogoキャラバンと検索するとYouTubeで視聴できます!!

さらに、印象的なことは、その2か月後には(娘さんと一緒にボーリング場に行き、大好きなボーリングをした)という話を伺った時のその笑顔でした。
【ねーねーこれ見て:超びっくりマーク:
その動画には、Keeogoがない状態で片手の杖で身体を支えながらボールリターンからボールを抱え、レーンに向かって歩き、力強く投球する姿が映っていました。娘さんが撮影していたとのことです。

その翌週には、2人の息子さんともボーリングに行くことができ、さらに、その1ヶ月後には2人の息子さんとウォーキングフットボールにも参加されました。優しいお母さんの笑顔と眼差しで、ふとつぶやいた「(子どもが生まれる前から車椅子生活だったので)子どもたちと、こういう時間を持ちたかったんです」の一言が忘れられません。

【家族の絆を深める】という、人生において大切な時間に立ち会えた気がしました。
同時に、「今までのリハビリテーションの回復スピードでは出来なかったことが、Keeogoでは実現出来ることがもっとあるのではないか?」
そう感じた瞬間でもありました。これからも、笑顔の「ねーねーこれ見て:超びっくりマーク:」が溢れる、そのようなKeeogoの活動を続けていきたいと思います。

次のリレーコラムは、今回ご紹介させていただいたボーリング当事者の方にバトンタッチします!
【keeogoマスタートレーナー𠮷村覚】

カルテNo.3はコチラから
【体験会の予定はコチラから】

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